2016.03.04 Friday
2016.2.28
誰かの一番になりたかったんだと、思う。
ライブ後に江沼と、
選んできた道は全部まちがいじゃなかったね。という話をした。
ホントにそう思った。
たくさんあった分岐点、どこを進んでもここまで続けてこれなかっただろうし
これ以上先に進んでいたら、それはそれでまた、こんな気持ちで解散することはできなかっただろうな。
2月28日。江沼は髪を切っていて、それも結構短く切っていたから、江沼と出会った頃のちんちくりんな感じを彷彿とさせた。
ライブ中は何度も振り返ってきたので、目がたくさんあったけど、
こんな笑顔見たことないぜ、と思うほど終始笑顔だった。
なんか大学の頃みたいだなと、ライブ中に思った。
江沼の歌声の魅力に気がついたのは、
自分が大学4年で江沼が大学2年の時にthe band apart のK. AND HIS BIKEをコピーした時だった。
現状に満足することって、なんだか、良しとされてない気がするのだけど
いつでも上見ていこうぜ!だったり、成長しようぜ!ということばっかりなのも疲れる。
やりきった自分に、もう満足したよって言ってあげてもいいんじゃないか。
それで満足したら、やっぱり終わりなんだと思う。
考えてみれば
この6年間で満足した瞬間なんて、ほとんどなかった。
だから続けてこれたんだろうとは思う。
やりたいことをやることは、苦しみがほとんどだから、
解散が苦しみからの解放っていう表現はとても当たっていると思う。
突然の解散を悲しむ人に、謝るのは間違いだろうと自分では思っている。
謝るような気持ちがあるなら、そもそも解散しない。
こっちだって見に来てくれていた人達に会えなくなるわけだから、悲しいぜ!と思う。
ライブは会いに来てもらうしかないわけで、来てくれなくなったらバンドが続いていようが、それで終わり。
以前に、よく来てくれていたお客さんにあるバンドのCDを貸したことがあったのだけど、貸して以来、突然ライブに来なくなって
そのまま借りパクされたことがある。
あれは悲しかったけど、おかげで一生その人のことは忘れないなと思った。
1晩明けて 2晩明けて 3晩明けて
解散したことをふつふつ、現実として感じはじめている。
終わって、ほっとして、しっとりしたブログを書きたいところだけど、
しかし現実的には、ブルーレイ焼きまくりの日々と通販の対応しまくりで、猛烈に生命と躍動感を感じている。
通販ってなんてエモいんだろう。エモすぎる。
自分の持てる全ての時間を使って、通販の作業をするのは楽しい。
足跡は消えてくれていいと思っていたけど、残ってくれるなら、残ってくれたほうがいいな、と今は思う。
もしブルーレイ「J」を作っていなかったら、やりきった。とは思えなかっただろう。
ホントは2年前に出したかったけど、その時は出すパワーがなかった。
でも、今のタイミングで出すのが、結局ベストのタイミングだったのだと思う。
いや、でも出していたら今作が「U」になっていて、キレイな形だったのか?
でもそれだとあまりにも完結感が出すぎて気持ちが悪い。
Uが作れなかったくらいがちょうどいい。
ダイジェストを作った。
買うほどじゃないやって人にも、ダイジェストだけでも見てくれたらありがたい。
人が〜だけでもって言い方をする時は、だいたいは〜だけじゃ嫌だと思ってる時じゃないか?
まぁそんなことはどうでもいい。
こちら
2012年のツアーの映像がとても楽しそう。
今後は
江沼と杉浦は、しばらくは音楽はやらないと思うけど、
我慢できなくなってそのうち何かやるんじゃないか、と予想してる。
キウイはベーシストとしての道をもっと極めていくんだろうな、と予想してる。
自分は東京みるくベイビーズに全力を注ぐのだろうと思う。あのバンドでやりたいことはまだ終わってないから。
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