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映画館で

期待してない映画を見に行ったら期待した通りにつまらなかった。

これを映画化した意味とは。と考えた。テレビの2時間ドラマを映画館で見たような感じだった。

いやいやその展開はないだろう。なんか規模小さいな。凄いことが起こる予感がしない。

そこは説明しすぎで、そこは説明しなすぎなのかい。いやこのシーンに時間かけすぎじゃないか?随分喋るのゆっくりだな。

あぁ勢いがなくなっていく。この人こんな演技する人だったっけ。ミステリーなのに謎解きにワクワクしない。そのセリフいる?

このCGは監督らしさが出てるな。と思ったけどこの監督の映画1本しか見たことなかった。主人公の役割が異様に少ない。

なんか声と口があってない、全部アフレコっぽい感じ。

このしょぼさはどこからくるんだろう。不思議だ。ある意味で斬新なのかも。

そういった意味では今まで見たことのない映画なのか。無理矢理楽しもうとしてる自分との闘い。

ラストの笑顔は最高。そうか、この表情を見るための2時間だったのか。

といったような雑念が映画を見てる時、頭にめぐった。自分が映画に集中できなかったからである。

原作の小説が売れたからそれを映画化しようっていう流れが好きじゃないのだということがわかってきたのであった。

映画を撮るために作られた原作がいい。そのほうが面白く感じる。あくまでも自分はということであるが。

自分がそう言ってる。あくまでも自分が。そう。言ってる。

 

この日は周りのお客さんも特徴的だった。広い映画館に20人程のお客さん。

予告が終わり、暗くなった途端に2か所で聞こえた、プシュっという缶を開ける音。

ガサガサという袋の音、スナック菓子を食べる音。あらゆる方角からそういった音が聞こえた。

音出す系のお客さん達に囲まれていたのである。

こりゃあやばい予感がするぜ。と「東映」の字が出る前に思ったのであった。

持ち込みする人は本当に映画が好きなのかい、と疑いたくなる。

やばい、映画を愛してない人達と映画を今、観てる。この状況やばい。という恐怖にかられる。

持ち込みをすることで映画館でお金を使わなくなると、その映画館がなくなってしまうかもしれないから、怖くてできない。

リスクが高い。ライブハウスのドリンク代の理論と一緒だこれは。

1人1人の行動が集まって大きな力になるのだから、自分だけがよければってペットボトルを。。。いやそうだよ、なんで

プシュなんだよ、缶ってことはビールか?チューハイか?あえて音が出そうな物を選ぶそのセンス。

そして上映中にトイレ行きたくなるというリスクを考えての行動か?そりゃ大した心構えだ。

そうなったら、もうこちらが全ての音を受け入れるしかない。お菓子は食べ終わればそれで終わり、缶の飲み物だって音がするのは最初だけさ。

しかし極めつけは隣の席の人の、腕時計の「秒針の音」の大きさだった。

いやそんなに秒針って音大きいものですか。信じられないくらいでかいんですけども?

あえてそのでかい秒針音腕時計を映画館につけてくるチャレンジ精神にこちとら気が散ってしょうがない。

というか、自分でその音聞こえるでしょう。隣の私だけに聞こえるなんておかしいでしょう。付けてる自分でうるさいでしょうその音が。気になるでしょうその音が。

いやいや、そんな音なんか気にするな自分。集中しろ集中しろ、映画に集中するんだ。音なんて気になるな。人がいれば音はなる。

自分だって座りなおす時のギシギシ音で周りを不快にさせているかもしれない。

自分がいなければ後ろの席の人はもう少し見やすかったはずだ。ごめんなさい。ここにいてごめんなさい。

映画館で周りの音を気にするなんておこがましいですよね。集中せねば、目の前で起きてる現象に集中。

そうやって自分に暗示をかけて見た結果が、冒頭の映画の感想である。自分の集中力のなさに大敗したのであった。

 

しかし、音に関していえば、高校生の自分だったら、まぁこんなもんだろう。ですんでたはずだ。

もしくはうるさいな。とか思いつつ自分でもジュースやお菓子を持ち込んでる可能性が高いのであった。

上記にあげた事をこんなにもいちいち気にするようになってしまったことは、もしかして残念なことなのではないか。

これは許容ができなくなってるということだ。様々なことを許せなくなっている、それは劣化だ。衰退だ。能力の減退だ。

高校生の頃といえば、観たい映画のスタートが20時からで、観るかどうか悩んだあげく

覚悟を決めてチケットを買おうとしたら、終演が23時を越えるので、18歳未満は観れませんと言われたことを思い出した。

何を観ようとしたのかは忘れたけど、バトルロワイヤルではなかったと思う。ターザンか?ターザンは1999年公開だからターザンっぽい。

クラスの友達とターザンを観に映画館に行くなんて。とんでもない夢のある話だ。おこづかいは忘れたけど、バイトをしてない高校生に

ジュースとポップコーンで650円は高すぎる。絶対持ち込むよそんなの。いや飲むのを我慢するって手もあるぜ。

今はトイレに行きたくなるからジュースを買うことができませんけど、それは歳のせいでしょうか。高校生ならジュース飲んでも

上映中は行きたくならないのでしょうか。というか、この前持ち込んでた人々は全員大人も大人、自分より年上の女性だったから

高校生の自分を引き合いに出してもしょうがなかった。

 

総じて、もしこの映画が地上波の2時間ドラマだったら、このような事が起こることもなく

高校生の自分に思いを馳せることもなければ、自分の集中力について一考することもなかったので

良い映画だったのだと思う。

 

 

ちなみに写真は関係ない。

 

 

 

 

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